PHOTOニュース[更新日]  2024年12月10日
2024年度 若手技術者交流会(第4回)を開催

2024年度若手技術者交流会第4回を12月5日(木)~6日(金)の2日間実施しました。交流会メンバー22名のうち、1日目は19名、2日目は午前19名、午後20名が参加しました。
1日目は「国立研究開発法人 建築研究所」で、主要な実験施設を見学したあと、併設の会議室にてグループ討議(即興ディベート)を行いました。
茨城県つくば市にある「国立研究開発法人 建築研究所」は、国土交通大臣から示された中長期目標に基づき、公正・中立の立場で、所内の高度な実験施設を活用し、住宅・建築・都市計画技術に関する研究開発、地震工学に関する研修等を総合的、組織的、継続的に実施する機関です。当日は最初に、建築研究所理事であり、かつ、当コンソーシアム運営委員長でもある福山様から、建築研究所の歴史や当コンソーシアムとの関わり等のお話をいただきました。その後は、敷地内にある建築音響実験棟、風雨実験棟、強度試験棟、実大構造物実験棟を見学し、各棟の研究者の方から、詳しい説明をしていただきました。
即興ディベートでは、参加者が司会・タイムキーパー・議事録作成者・審判・討論者になり、「研究に役立つ講演会、セミナーにはできるだけリアルに参加すべきである。是か非か。」をテーマに討論しました。初めに討論者が是・非各グループに分かれて、20分間戦略会議をする間、討論者以外の役割の参加者は、「ジョブローテーションについて」というテーマでディスカッションをしました。今回は3回目のディベートということで、司会とタイムキーパーが連携してスムーズに最終弁論まで行うことができ、僅差でしたが否定側が勝利し(肯定5、否定6)、その後、審判(参加者2名、委員1名)からの講評も行いました。討議終了後は、研究学園駅近くのお店に場所を移動し、懇親会での参加者同士の交流も実施できました。
2日目の見学は、午前中に茨城県つくば市にある「新菱冷熱工業イノベーションハブ」を、午後は2班に分かれて、茨城県つくば市の「住友林業筑波研究所」と東京都清瀬市の「大林組技術研究所」を見学しました。「新菱冷熱工業イノベーションハブ」では、新しい価値を生み出す空調システム、スマート養蚕システや無薬注型防食システム等の最先端開発技術を説明していただきました。
午後の「住友林業筑波研究所」では、木材資源を活用したオフィス空間の見学、「大林組技術研究所」では、3Dプリンター実証棟やスーパーアクティブ制震等を見学しました。
今回の交流会は茨城県つくば市をメインにした会でしたが、冬場にもかかわらず2日間とも非常に穏やかな良い天候で、綺麗な筑波山を観ることができ、非常に有意義な交流会になりました。

コンソ・プラザ(講演会)「建築情報学と建築デザイン。」を開催

12月2日(月)2024年度コンソ・プラザ一般講演会(第4回)が開催されました。東京大学 建築情報学研究室 特任教授 池田 靖史氏に、「建築情報学と建築デザイン。」のタイトルで、晴海の講演室(対面)とオンライン(Zoomミーティング)の併用開催にてご講演いただきました。参加者は講演室が10名、オンラインは30名、合計40名でした。
池田氏は、デジタル情報化社会における人工環境の創造・構築・体験を共進化させる建築情報学の視点から、建築と都市の未来を研究されており、多方面でご活躍されています。
建築情報学は単なる情報技術の建築分野研究への応用ではなく、現代社会を急激に変化させている情報の理論により建築や都市という存在を見直し、生成AIや仮想環境などの存在を前提にした建築分野の知的蓄積の再構築を目指しています。
講演会では、「先進的な情報技術の応用した循環型木質建築の研究」「3Dプリント・コンクリートによる複合化モジュール構法」「デジタルコンストラクションによる新しいデザインの研究」「建築空間内の離散的群衆行動の分析とデザイン」などの研究内容を、さまざまな映像を用いてわかりやすく説明していただきました。
講演会後のアンケート(18名)は、評価平均4.2(5点が最高)と高く、池田先生の手がけた実例をもとに、DXやAIが建築設計・建設業と親和性が高いことを知ることができ、大きな可能性を感じることができました
などのコメントがありました。

コンソ・プラザ(見学会)「不二サッシ千葉工場」を見学

 コンソ・プラザ2024年度第3回見学会を11月22日に開催しました。見学した施設は千葉県市原市にある「不二サッシ千葉工場」で1965年9月創業の主要工場です。工場敷地面積は267,469㎡、建物延面積163,909㎡で、不二サッシグループの商品開発・製造の拠点として、市原の地域と共に発展してきました。
千葉事業所内には、アルミの鋳造・押出・表面処理を行い、形材を生産する「不二ライトメタル株式会社東日本事業部」、アルミ形材を切断・加工・組立を行い、サッシを生産する「不二サッシ株式会社千葉工場」、そして、製品の性能や品質を検査・研究する「不二サッシ株式会社技術本部」があり、一貫した生産システムで信頼ある高品質な商品を提供しています。
今回は参加者12名で、千葉工場新ビル会議室にて工場概要説明を受け、その後3時間にわたり、サッシを製造している各工程(ビレット鋳造、押出、表面処理、形材自動倉庫、形材外販財梱包)の工場内施設や、最新の照明用建材を展示しているショールームを見学しました。
千葉工場は東京湾に面しており見学に際して天候が心配されましたが、当日は快晴で風もほとんどない穏やかな天気で、普段見ることのできない製品製作現場を見ることができ、貴重な体験をすることができました。  

コンソ・プラザ(講演会)「住宅の省エネ基準に準拠した性能評価に関する各種資料・計算プログラムの整備状況」を開催

2024年11月21日(木)にコンソ・プラザ(講演会)がBHCJ講演室及びオンライン(Zoomミーティング)の併用にて開催され、32名のご参加がございました。国立研究開発法人建築研究所環境研究グループ主任研究員の羽原宏美氏に「住宅の省エネ基準に準拠した性能評価に関する各種資料・計算プログラムの整備状況」のタイトルにてご講演いただきました。 羽原氏は「居住者の行動・属性とエネルギー消費の関係性の分析・モデリング」をご専門とされております。講演会では、最初に省エネルギー基準についてご解説いただきました。そして、省エネルギー基準関連の公開リソースとして、エネルギー性能評価に関する技術情報、省エネルギー基準に準拠した計算プログラム、Python版プログラムについてデモンストレーションを交えながらご説明いただきました。質疑応答でも、多くのやり取りが交わされ盛況な講演会となりました。

2024年度 若手技術者交流会(第3回)を開催

2024年度若手技術者交流会第3回を11月8日(金)に実施しました。交流会メンバー22名のうち、21名(1名が所用により欠席)が参加しました。「大和ハウス工業 総合技術研究所」で、D’ミュージアムとテクノギャラリーを見学したあと、併設の会議室にてグループ討議(即興ディベート)を行いました。
奈良県奈良市の「大和ハウス工業 総合技術研究所」では、副所長に会社概要及び総合技術研究所の詳細を説明していただき、その後、説明員の方にD’ミュージアムとテクノギャラリーを案内していただきました。
D’ミュージアムでは、環境共生をテーマに世界の住まいや大和ハウス工業の歴史など、さまざまな展示物や映像の見学を行いました。テクノギャラリーでは、大和ハウス工業の最新の技術を展示しており、未来を見据え現在研究を進めているさまざまな技術もご紹介していただきました。
即興ディベートでは、参加者が司会・タイムキーパー・議事録作成者・審判・討論者になり、「大都市に住む人は自家用車を持つべきではない。是か非か。」をテーマに討論しました。初めに討論者が是・非各グループに分かれて、20分間戦略会議をする間、討論者以外の役割の参加者は、「人脈、仲間づくりについて」というテーマでディスカッションをしました。今回は2回目のディベートということで、司会とタイムキーパーが連携してスムーズに最終弁論まで行うことができ、否定側が勝利し(肯定5、否定8)、その後、審判(参加者1名、委員1名)からの講評も行いました。討議終了後は、駅前のお店に場所を移動し、懇親会での参加者同士の交流も実施できました。

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