CONSOニュース [更新日]  2024年07月02日
PHOTOニュース[更新日]  2024年06月28日
コンソ・プラザ(見学会)「首里城正殿 令和の復元工事」を見学

コンソ・プラザの2024年度1回目の見学会を6月26日に開催しました。見学した施設は沖縄県那覇市にある「首里城正殿」です。首里城は2019年10月31日未明に発生した火災により9棟の建物が被災しましたが、内閣府 沖縄総合事務局 国営沖縄記念公園事務所が地元関係者や関係機関、有識者の方々とともに復元に向けた取り組みを行っており、首里城正殿は、清水・國場・大米特定建設工事共同企業体(JV)が2022年11月から2026年の竣工を目指して施工しています。沖縄地方は梅雨があけており、当日は晴天で気温32.8度とかなり暑かったのですが、見学者は15名でした。  まずは、首里城公園内復元工事エリアの有料区域にある首里城復興見学室、世誇殿、東のアザナ等を自由見学し、その後、普段は立ち入ることのできない正殿工事エリアをJVの方の説明を受けながら見学しました。正殿については、野地板(屋根材の下地)等木工事の施工が進み5月末に屋根廻り組立工事が完成し、主な構造部材の設置工事が完了しており、今後は順次、赤瓦葺き工事、塗装、唐破風廻り造作工事を行う予定になっています。  見学後は質疑応答があり、かなり専門的な質問もありましたが、設計を担当されている株式会社国建の方に詳しく説明をしていただきました。

2023年度研究助成制度成果報告会を開催

2024年6月14日(金)に2023年度研究助成制度成果報告会がBHCJ講演室及びオンラインにて開催されました。 今年度は「小規模建築物の造成地盤の施工条件と圧縮沈下リスクの関係性に関する実験的研究(発表者:積水化学工業 二川 和貴 氏)」、「工事現場における溶接・溶断火花による火災を防ぐためのパンフレットの作成(発表者:清水建設 森田 武 氏)」、「ミリ波・テラヘルツ波計測技術と物性測定(発表者:熊谷組 千村 大 氏)」、「住宅気密試験事業者に対する非住宅系建物の気密化に関する意識調査及び米国の気密化施工の情報収集(発表者:大成建設 樋渡 潔 氏)」、「巨大地震等対応防災拠点建築物集積エリア計画実現に関する研究(発表者:日建設計 貞許 美和 氏)」、「住宅の水害対策の市場性に関する研究(発表者:建築研究所 竹谷 修一 氏)」の順番にて計6テーマの研究発表がございました。

2024年度「研究開発人材育成プログラム5日間コース 第1回」がスタート

2024年度「研究開発人材育成プログラム5日間コース 第1回」がスタート 6月7日(金)、2024年度「研究開発人材育成プログラム5日間コース 第1回」の第1日目がBHCJ講演室で開催されました。今回の受講者は15名で、今後、隔週で計5日間の講義とグループワークによる研修を受講する予定です。 第1日目はインキュベーション委員の鈴木氏(パナソニック ホームズ㈱)による開講挨拶からスタートし、受講者の自己紹介、講師の藤井俊二氏(大成建設㈱OB)による講義の後、講義内容に関する課題を受講者同士でグループワークを実施。講師やインキュベーション委員による助言などを受けながら様々な意見が取り交わされました。受講者からは「他業種であっても同じような課題を抱えていることを知り得た。」「人脈の形成の広がりによって新しい研究テーマの創出に繋がると感じた。」「グループワークの課題が面白しく幅の広い課題だったので楽しく行うことができた。」などのコメントをいただきました。 研修終了後は場所を移して受講者、講師、そしてインキュベーション委員の方々が懇親会に参加。歓談も大いに盛り上がり、和やかな雰囲気で第1日目の幕を閉じました。

コンソ・プラザ(講演会)「リファイニング建築とは。」を開催

5月21日、2024年度コンソ・プラザ一般講演会(第1回)が開催されました。ARPリサーチ株式会社 代表取締役(株式会社 青木茂建築工房 会長)青木 茂様に「リファイニング建築とは。」のタイトルで、晴海の講演室(対面)とオンライン(Zoomミーティング)の併用開催にてご講演いただきました。参加者は講演室が10名、オンラインは41名、合計51名でした。近年、建物の老朽化のため、大規模修繕やスクラップ&ビルドが行われていますが、老朽化マンションや公共建築の長寿命建築の解決策として、第3の方法としての「再生建築の手法」が注目されており、青木 茂氏が携わった様々な案件の施工前や施工後の写真をもとに、共用部のデザイン一新や設備の更新方法、耐震性能を現行基準まで高める手法について説明していただきました。あわせて、リファイニング建築と一般的なリノベーション・リフォームの違いや、リファイニングと建替え工事の場合との建設廃棄物やCO2排出量の比較についても、グラフや図表を使って解説いただきました。また、長寿命建築を目指して行う「リファイニング建築」とは、「新築と同等の強度と性能を持った建築に生まれ変わる。」「ストック活用の促進ができる。」「繰り返すことにより長寿命建築が可能になる。」ということであり、様々なメリットがあるとお話されました。 講演会後のアンケート(匿名37名)結果は、評価平均4.4(5点が最高)と高く、貴重な事例の紹介が多くあり大変参考になったとのコメントなどがありました。

2024年度「研究開発人材育成プログラムMOT(技術経営)半日コース」を開催

5月17日(金)、2024年度「研究開発人材育成プログラムMOT(技術経営)半日コース」が、ハイブリッド形式(会場参加+オンライン参加)にて開催されました。このコースは、別途開催している「研究開発人材育成プログラム5日間コース」の講義のひとつで、㈱テクノ・インテグレーション代表取締役 出川通氏による1.5時間のMOTの講義を、約4時間掛けてより深くしっかりと学べる内容としたものです。今回は77名の正会員の方々が参加され、「ご自身の経験を踏まえた内容を具体的にあげていただきわかりやすかった」「長時間の講義だったがとても興味深く惹きこまれた」などのコメントをいただきました。来年度も引き続き開催を予定していますので、スキルアップを図りたいとお考えの皆様のご参加をお待ちしております。

過去のPHOTOニュース

ID 

PASS