PHOTOニュース[更新日]  2025年03月10日
コンソ・プラザ(講演会)「建物と地盤を対象とした強震観測と観測記録の利活用」を開催

2025年3月7日(金)にコンソ・プラザ(講演会)がBHCJ講演室及びオンライン(Zoomミーティング)の併用にて開催され、43名のご参加がございました。国立研究開発法人建築研究所国際地震工学センター主任研究員の中川博人氏に「建物と地盤を対象とした強震観測と観測記録の利活用」のタイトルにてご講演いただきました。 中川氏は「地盤振動」をご専門とされております。講演会では、最初に建築研究所の強震観測網についてご説明いただきました。建築研究所では1957年から主に建物を対象とした強震観測を実施し、観測データの公開を行っています。そして、観測記録を利活用した最近の検討事例をご紹介され、最後に2024年能登半島地震の余震観測事例についてご説明いただきました。質疑応答でも、多くのやり取りが交わされ盛況な講演会となりました。

テクニカルフォーラム「ミリ波・テラヘルツ波の非破壊検査応用に関する研究会」を開催

2月20日(木)、テクニカルフォーラム「ミリ波・テラヘルツ波の非破壊検査応用に関する研究会」が岐阜大学構内にある Tokai Open Innovation Complex GIFU プレゼンテーションエリアで開催されました。参加人数は23名(学生含む)でした。このテクニカルフォーラムは、当会研究会「ミリ波・テラヘルツ波を用いた非破壊検査技術に関する研究会」と「応用物理学会テラヘルツ電磁波技術研究会」との合同で開催され、招待講演およびパネルディスカッションが行われました。
招待講演では、4名の方にご講演いただきました。
・「ミリ波による木材の透視スキャンシステムーシーズからニーズへ、アカデミックとスタートアップの思考ー」 山口大翔氏(SAKIYA株式会社,東京大学)
・「テラヘルツ波を用いた建築物・インフラ構造物の非破壊検査の応用検討」
陣内瞭輔氏(株式会社TOPCON)
・「テラヘルツ波センシング技術の紹介 応用事例・システム開発・コンポーネント」 深澤亮一氏(有限会社スペクトルデザイン)
・「テラヘルツ波を用いた三次元計測技術と非破壊検査応用」時実 悠氏(徳島大学)
パネルディスカッションは久武信太郎氏(岐阜大学教授)がモデレーターを務め、パネラーは招待講演の方の他、4名にご参加いただきました。
・保科 宏道氏(理化学研究所)
・碇 智文氏 (日本大学)
・杉山 武史氏(株式会社フォトニック・エッジ)
・千村 大氏(株式会社熊谷組)
パネルディスカッションでは、参加者による事前アンケート結果を基にシーズの創出から社会実装、そして建築分野への応用プロセスについて、それぞれの立場からの活発な意見交換を行いました。その後、岐阜大学のラボツアーおよびネットワーキング(懇親会)を行いました。

「2024年〔第22回〕建築・住宅技術アイデアコンペ」2次審査会を開催

2025年2月14日(金)に「2024年〔第22回〕建築・住宅技術アイデアコンペ」の2次審査会が開催され、各賞を選定しました。
今年度は当コンペに11件の応募があり、2025年1月21日(火)に開催された1次審査会(書面審査)で選定された8件が、2次審査会に臨みました。
2次審査会は鈴木インキュベーション委員長の挨拶からスタート。提案者は10分間のプレゼンテーションを行い、その後、審査員からの質疑に応答。約3時間半の厳正なる審査の結果、最優秀賞1件、優秀賞1件、審査員特別賞3件、佳作3件が選定されました。表彰式では、建築研究開発コンソーシアム澤地会長より提案者全員に表彰状が授与された後、各提案に対する講評が述べられ、今年度のアイデアコンペは幕を閉じました。終了後は場所を移して懇親会も開催され、和気あいあいとした雰囲気の中で提案者・共同提案者・審査員の交流が行われました。

「2024年〔第22回〕建築・住宅技術アイデアコンペ」2次審査会結果
https://www.conso.jp/pdf/techno/idea/i22_kekka.pdf
「2024年〔第22回〕建築・住宅技術アイデアコンペ」受賞作品提案書
https://x.gd/L13PC

Link1 >> 「2024年〔第22回〕建築・住宅技術アイデアコンペ」2次審査会結果
コンソ・プラザ(見学会)「鹿島テクニカルセンター」を見学

 コンソ・プラザ2024年度第4回見学会を2025年1月24日に開催しました。見学した施設は、神奈川県横浜市鶴見区にある「鹿島テクニカルセンター」です。2023年5月に完成した実務体験型研修施設で、敷地面積4,048.50㎡、建物延床面積5,809.73㎡、RC造一部S造・木造、地上5階建の研修所です。今回の見学会は参加者18名で募集を開始しましたが、予想を超える多数の申込みがあり、鹿島テクニカルセンター校長中地様にお願いをして参加人数を増やしていただき、最終的に11名増の29名での見学会となりました。
本施設は「FEEL & THINK」をメインコンセプトに掲げ、社員が五感で感じ・考える施設となっており、建設に携わる若手技術系社員を対象とし、社員の品質管理能力の向上、五感を通じて主体的に習得することを目指した実務体験型研修施設(まるごと現物教材)となっています。
当日は1階にあるKZギャラリーにて建物概要説明を受け、その後約1.5時間にわたり1~2階の研修エリアや施設内にある実物大の各種モックアップ(構造体の模型)、3~5階の宿泊エリア(個室やラウンジ等)、鹿島建設が開発した3つの緑化技術を採用した外構部分を見学しました。
見学時には実際に若手建築技術者の方が研修を受けている様子を見ることもでき、鹿島建設が、現場を担う若手や中堅の技術系社員に対して、早期かつバランスのとれた品質管理能力の習得を強く求めていることを感じることができました。

2024年度 若手技術者交流会(第5回)を開催

2024年度若手技術者交流会第5回を実施しました。1月17日に東京都北区赤羽台の「URまちとくらしのミュージアム」で開催し、20名(欠席2名:業務都合1名、病欠1名による)が参加しました。最初にUR都市機構 技術監理部 企画課の野口様より、UR都市機構の概要、本ミュージアム開設の目的や赤羽台団地の歴史から現在の状況をご説明いただき、そのあと、UR都市機構が取り組んできたまちづくりの変遷を4面の大迫力のスクリーンで体感し、「同潤会代官山アパートメント」や「晴海高層アパート」の復元住戸などを見学しました。 今回で4回目となる即興ディベートは、「働き方改革で、日本の競争力は上がる。是か非か。」というテーマでした。作戦会議の時間で討論者以外の役割の参加者には、「私の信念について(仕事への取り組み姿勢、大切にしている考え方、価値観、モチベーション等)」というテーマでディスカッションをしました。今回は中間投票を行い、作戦会議での巻き返しの機会も設定して、皆、討論にも慣れ制限時間をきっちり使い、白熱した討論となりました。結果は8対5で「否定」側が勝利となりました。参加者審判のコメントは、肯定・否定それぞれの意見を貰い、今回の交流会全体の講評も田村 若手技術者交流会小委員会主査からいただき、参加者は熱心に聞いていました。最後の懇親会では、与謝 交流推進委員会委員長から挨拶をいただき、貸し切りの店内で大変盛り上がった会となりました。

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