PHOTOニュース[更新日]  2024年10月15日
2024年度 若手技術者交流会(第2回)を開催

2024年度若手技術者交流会第2回を10月11日(金)に実施しました。交流会メンバー22名のうち、19名(3名が所用により欠席)が参加しました。「パナソニック ホームズつくば工場」で、工場生産ライン見学をしたあと、併設の会議室にてグループ討議(即興ディベート)を行いました。
茨城県つくばみらい市の「パナソニック ホームズつくば工場」では、工場長により会社概要を説明いただき、工場概要説明VTRを観たのち、モデルルームにて最新の住宅換気システムの説明を受け、工場内ではパネル構造の住宅部材製作工程を見学しました。
昨年と同様に行った即興ディベートでは、参加者が司会・タイムキーパー・議事録作成者・審判・討論者になり、【「持ち家」より「賃貸」のほうがよい。是か非か。】をテーマに討論しました。初めに討論者が是・非各グループに分かれて、20分間戦略会議をする間、討論者以外の役割の参加者は、「研究者、技術者の悩み事について」というテーマでディスカッションをしました。初めてのディベートで、発表時間の余り、超過はあったものの、司会とタイムキーパーが連携して最終弁論まで行うことができて、肯定側が勝利しました。審判(参加者2名、委員1名)からの講評も行いました。討議後、懇親会での参加者同士の交流も実施できました。

コンソ・プラザ(講演会)「CLTを利用した建築物の接合部設計法に関する近年の研究紹介」を開催

2024年10月3日(木)にコンソ・プラザ(講演会)がBHCJ講演室及びオンライン(Zoomミーティング)の併用にて開催され、43名のご参加がございました。国立研究開発法人建築研究所構造研究グループ主任研究員の中島昌一氏に「CLTを利用した建築物の接合部設計法に関する近年の研究紹介」のタイトルにてご講演いただきました。 中島氏は木質構造をご専門とされており、講演会では、研究背景として直近にて日本とアメリカで実施されたCLT(Cross Laminated Timber)パネルを用いた中高層建築物の構造実験についてご説明いただいた後に、CLTドリフトピン接合の設計法の詳細についてご解説いただきました。最後に集成材ドリフトピン接合(曲げモーメント抵抗接合)及びその他の接合の関連書籍についてご紹介いただきました。質疑応答ではドリフトピン接合の接合種類、ねじれや曲げによる建物全体の破壊の挙動、終局耐力、ドリフトピンの有効長さについてのやり取りが交わされました。

コンソ・プラザ(講演会)「ポストCOVID-19の建築・空調換気のあり方。」を開催

9月19日(木)、2024年度コンソ・プラザ一般講演会(第3回)が開催されました。北海道大学大学院 工学研究院教授 林 基哉氏に、「ポストCOVID-19の建築・空調換気のあり方。」のタイトルで、晴海の講演室(対面)とオンライン(Zoomミーティング)の併用開催にてご講演いただきました。参加者は講演室が11名、オンラインは38名、合計49名でした。
林氏は、建築設備感染症対策、住居衛生、シックハウス対策、サスティナブル建築デザインに関する研究をされており、講演会では、建築・空調換気のあり方について、「建築物衛生と室内空気環境の課題」「COVID-19の室内エアロゾル感染(クラスター調査)」「空調換気対策の経緯と普及の実態」「次のパンデミックに備える空調換気」という4つのテーマに沿ってお話ししていただきました。
林氏からは、新型コロナウイルスのクラスター感染は「(1)換気装置が設計どおりに性能を発揮していなかった。(2)換気装置は24時間運転する必要があるのに、人の手で一定時間止められていた。」といったことなどが原因にあげられ、ついては、商業施設や病院、私たちが住む住宅に関しても換気装置を設置するだけではなく、その性能を十分発揮できるような維持管理が非常に重要になるとのお話がありました。
講演会後のアンケート(18名)は、評価平均4.4(5点が最高)と高く、感染症対策の難しさがよく理解できたなどのコメントがありました。

2024年度若手技術者交流会(第1回)を開催

2024年度若手技術者交流会が9月13日(金)に始まりました。本年度は、参加応募者が多く、定員20名のところ参加者は22名となりました。初回のオリエンテーションは、遠方からの参加も考慮し、対面(晴海トリトンの講演室)とWEB(Zoomミーティング)併用で開催し、所用で欠席の方3名を除き、19名が出席しました。 例年通り第1回はガイダンスと自己紹介を行いました。ガイダンスでは、交流推進委員会の与謝委員長から建築研究開発コンソーシアムと交流推進委員会の概要を、若手技術者交流会小委員会の田村主査から若手技術者交流会の概要とグループ討議の進め方が説明されました。その後、1人ずつ前に出てきて自己紹介を行い、WEBからも3名の方が行いました。今年のグループ討議は、昨年に引き続き即興ディベートを予定しており、その例として投影した「高校生によるディベート甲子園」の動画を、参加者は真剣に見入っていました。対面とWEB併用開催ではありましたが、講演室参加は16名と多く、懇親会は行わない代わりに、1人ずつのお菓子とコーヒーを席に配り、長めの休憩を設けましたが、名刺交換をするなど初回から積極的で自由な交流もできていました。

2024年度「研究開発人材育成プログラム5日間コース 第2回」(第1日目)を開催

9月6日(金)、2024年度「研究開発人材育成プログラム5日間コース 第2回」の第1日目がBHCJ講演室で開催されました。今回の受講者は10名で、今後、隔週で計5日間の講義とグループワークによるプログラムを受講する予定です。
インキュベーション委員会の鈴木委員長(パナソニック ホームズ㈱)による開講挨拶からスタートした後、受講者の自己紹介が行われ、受講者からは「異業種の方との交流が楽しみ」「社内では得られない視点や考え方を習得したい」「自身のマネージメントスキルを見直し、スキルアップを図りたい」など、プログラムに対する期待の声があがりました。
休憩を挟み、講師の藤井俊二氏(大成建設㈱OB)による講義が行われた後、講義内容に関する課題についてグループワークを実施。講師やインキュベーション委員による助言などを受けながら、受講者同士で意見やアイデアを出し合うなど、活発なやり取りが行われました。
研修終了後には受講者、講師、そしてインキュベーション委員の方々が懇親会に参加。歓談は大いに盛り上がり、受講者同士の交流を深めることができました。

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