PHOTOニュース[更新日]  2024年11月12日
2024年度 若手技術者交流会(第3回)を開催

2024年度若手技術者交流会第3回を11月8日(金)に実施しました。交流会メンバー22名のうち、21名(1名が所用により欠席)が参加しました。「大和ハウス工業 総合技術研究所」で、D’ミュージアムとテクノギャラリーを見学したあと、併設の会議室にてグループ討議(即興ディベート)を行いました。
奈良県奈良市の「大和ハウス工業 総合技術研究所」では、副所長に会社概要及び総合技術研究所の詳細を説明していただき、その後、説明員の方にD’ミュージアムとテクノギャラリーを案内していただきました。
D’ミュージアムでは、環境共生をテーマに世界の住まいや大和ハウス工業の歴史など、さまざまな展示物や映像の見学を行いました。テクノギャラリーでは、大和ハウス工業の最新の技術を展示しており、未来を見据え現在研究を進めているさまざまな技術もご紹介していただきました。
即興ディベートでは、参加者が司会・タイムキーパー・議事録作成者・審判・討論者になり、「大都市に住む人は自家用車を持つべきではない。是か非か。」をテーマに討論しました。初めに討論者が是・非各グループに分かれて、20分間戦略会議をする間、討論者以外の役割の参加者は、「人脈、仲間づくりについて」というテーマでディスカッションをしました。今回は2回目のディベートということで、司会とタイムキーパーが連携してスムーズに最終弁論まで行うことができ、否定側が勝利し(肯定5、否定8)、その後、審判(参加者1名、委員1名)からの講評も行いました。討議終了後は、駅前のお店に場所を移動し、懇親会での参加者同士の交流も実施できました。

「2024年度<第2回>研究開発人材育成プログラム5日間コース」が終了

11月1日(金)、2024年度研究開発人材育成プログラム第2回の5日目が開催されました。 最終回となったこの日、まず冒頭に国土交通省住宅局 住宅活用調整官 恵﨑孝之氏より「住宅分野の政策課題と対応の方向性」というテーマでご講義をいただきました。受講者からは「国策を決定するために収集しているデータの紹介などその裏側を知ることが出来た。」「能登半島地震の対応を含めた最近の社会課題などの動向をご説明いただき研究開発のヒントがありそうだ。」といったコメントがありました。 その後、受講者研修レポート発表会が行われ、今までの講義やグループワークでの気づきを基に、今後チームマネージャーとしてやるべきことや意気込みなどを発表いただきましたが、同じプログラムを受けても各々の気づきのポイントやレポートの作成・発表内容が異なり、大変興味深い発表会となりました。発表会はインキュベーション委員会人材育成プログラム小委員会主査の柳橋邦生氏(㈱竹中工務店)による講評で締めくくられ、その後懇親会へと場所を移し、9月6日(金)から始まった5日間の日程を全て終了しました。 当研修について受講者からは、「ほかの参加者の多様な考えを知ることができ有意義であった。」「企業同士で意見を交わす場として大変貴重な機会だった。」「技術者としてマーケティングに関する基礎知識を知ることができたことも有意義であった。」などのコメントがありました。 当研修では技術者・研究者の人材育成を目的に、チームマネージャーとしての知識の習得や人脈形成の場として会員の皆様に活用いただいております。来年度も開催する予定ですので、皆様のご参加をお待ちしております。

2024年度 若手技術者交流会(第2回)を開催

2024年度若手技術者交流会第2回を10月11日(金)に実施しました。交流会メンバー22名のうち、19名(3名が所用により欠席)が参加しました。「パナソニック ホームズつくば工場」で、工場生産ライン見学をしたあと、併設の会議室にてグループ討議(即興ディベート)を行いました。
茨城県つくばみらい市の「パナソニック ホームズつくば工場」では、工場長により会社概要を説明いただき、工場概要説明VTRを観たのち、モデルルームにて最新の住宅換気システムの説明を受け、工場内ではパネル構造の住宅部材製作工程を見学しました。
昨年と同様に行った即興ディベートでは、参加者が司会・タイムキーパー・議事録作成者・審判・討論者になり、【「持ち家」より「賃貸」のほうがよい。是か非か。】をテーマに討論しました。初めに討論者が是・非各グループに分かれて、20分間戦略会議をする間、討論者以外の役割の参加者は、「研究者、技術者の悩み事について」というテーマでディスカッションをしました。初めてのディベートで、発表時間の余り、超過はあったものの、司会とタイムキーパーが連携して最終弁論まで行うことができて、肯定側が勝利しました。審判(参加者2名、委員1名)からの講評も行いました。討議後、懇親会での参加者同士の交流も実施できました。

コンソ・プラザ(講演会)「CLTを利用した建築物の接合部設計法に関する近年の研究紹介」を開催

2024年10月3日(木)にコンソ・プラザ(講演会)がBHCJ講演室及びオンライン(Zoomミーティング)の併用にて開催され、43名のご参加がございました。国立研究開発法人建築研究所構造研究グループ主任研究員の中島昌一氏に「CLTを利用した建築物の接合部設計法に関する近年の研究紹介」のタイトルにてご講演いただきました。 中島氏は木質構造をご専門とされており、講演会では、研究背景として直近にて日本とアメリカで実施されたCLT(Cross Laminated Timber)パネルを用いた中高層建築物の構造実験についてご説明いただいた後に、CLTドリフトピン接合の設計法の詳細についてご解説いただきました。最後に集成材ドリフトピン接合(曲げモーメント抵抗接合)及びその他の接合の関連書籍についてご紹介いただきました。質疑応答ではドリフトピン接合の接合種類、ねじれや曲げによる建物全体の破壊の挙動、終局耐力、ドリフトピンの有効長さについてのやり取りが交わされました。

コンソ・プラザ(講演会)「ポストCOVID-19の建築・空調換気のあり方。」を開催

9月19日(木)、2024年度コンソ・プラザ一般講演会(第3回)が開催されました。北海道大学大学院 工学研究院教授 林 基哉氏に、「ポストCOVID-19の建築・空調換気のあり方。」のタイトルで、晴海の講演室(対面)とオンライン(Zoomミーティング)の併用開催にてご講演いただきました。参加者は講演室が11名、オンラインは38名、合計49名でした。
林氏は、建築設備感染症対策、住居衛生、シックハウス対策、サスティナブル建築デザインに関する研究をされており、講演会では、建築・空調換気のあり方について、「建築物衛生と室内空気環境の課題」「COVID-19の室内エアロゾル感染(クラスター調査)」「空調換気対策の経緯と普及の実態」「次のパンデミックに備える空調換気」という4つのテーマに沿ってお話ししていただきました。
林氏からは、新型コロナウイルスのクラスター感染は「(1)換気装置が設計どおりに性能を発揮していなかった。(2)換気装置は24時間運転する必要があるのに、人の手で一定時間止められていた。」といったことなどが原因にあげられ、ついては、商業施設や病院、私たちが住む住宅に関しても換気装置を設置するだけではなく、その性能を十分発揮できるような維持管理が非常に重要になるとのお話がありました。
講演会後のアンケート(18名)は、評価平均4.4(5点が最高)と高く、感染症対策の難しさがよく理解できたなどのコメントがありました。

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