PHOTOニュース[更新日]  2024年09月24日
コンソ・プラザ(講演会)「ポストCOVID-19の建築・空調換気のあり方。」を開催

9月19日(木)、2024年度コンソ・プラザ一般講演会(第3回)が開催されました。北海道大学大学院 工学研究院教授 林 基哉氏に、「ポストCOVID-19の建築・空調換気のあり方。」のタイトルで、晴海の講演室(対面)とオンライン(Zoomミーティング)の併用開催にてご講演いただきました。参加者は講演室が11名、オンラインは38名、合計49名でした。
林氏は、建築設備感染症対策、住居衛生、シックハウス対策、サスティナブル建築デザインに関する研究をされており、講演会では、建築・空調換気のあり方について、「建築物衛生と室内空気環境の課題」「COVID-19の室内エアロゾル感染(クラスター調査)」「空調換気対策の経緯と普及の実態」「次のパンデミックに備える空調換気」という4つのテーマに沿ってお話ししていただきました。
林氏からは、新型コロナウイルスのクラスター感染は「(1)換気装置が設計どおりに性能を発揮していなかった。(2)換気装置は24時間運転する必要があるのに、人の手で一定時間止められていた。」といったことなどが原因にあげられ、ついては、商業施設や病院、私たちが住む住宅に関しても換気装置を設置するだけではなく、その性能を十分発揮できるような維持管理が非常に重要になるとのお話がありました。
講演会後のアンケート(18名)は、評価平均4.4(5点が最高)と高く、感染症対策の難しさがよく理解できたなどのコメントがありました。

2024年度若手技術者交流会(第1回)を開催

2024年度若手技術者交流会が9月13日(金)に始まりました。本年度は、参加応募者が多く、定員20名のところ参加者は22名となりました。初回のオリエンテーションは、遠方からの参加も考慮し、対面(晴海トリトンの講演室)とWEB(Zoomミーティング)併用で開催し、所用で欠席の方3名を除き、19名が出席しました。 例年通り第1回はガイダンスと自己紹介を行いました。ガイダンスでは、交流推進委員会の与謝委員長から建築研究開発コンソーシアムと交流推進委員会の概要を、若手技術者交流会小委員会の田村主査から若手技術者交流会の概要とグループ討議の進め方が説明されました。その後、1人ずつ前に出てきて自己紹介を行い、WEBからも3名の方が行いました。今年のグループ討議は、昨年に引き続き即興ディベートを予定しており、その例として投影した「高校生によるディベート甲子園」の動画を、参加者は真剣に見入っていました。対面とWEB併用開催ではありましたが、講演室参加は16名と多く、懇親会は行わない代わりに、1人ずつのお菓子とコーヒーを席に配り、長めの休憩を設けましたが、名刺交換をするなど初回から積極的で自由な交流もできていました。

2024年度「研究開発人材育成プログラム5日間コース 第2回」(第1日目)を開催

9月6日(金)、2024年度「研究開発人材育成プログラム5日間コース 第2回」の第1日目がBHCJ講演室で開催されました。今回の受講者は10名で、今後、隔週で計5日間の講義とグループワークによるプログラムを受講する予定です。
インキュベーション委員会の鈴木委員長(パナソニック ホームズ㈱)による開講挨拶からスタートした後、受講者の自己紹介が行われ、受講者からは「異業種の方との交流が楽しみ」「社内では得られない視点や考え方を習得したい」「自身のマネージメントスキルを見直し、スキルアップを図りたい」など、プログラムに対する期待の声があがりました。
休憩を挟み、講師の藤井俊二氏(大成建設㈱OB)による講義が行われた後、講義内容に関する課題についてグループワークを実施。講師やインキュベーション委員による助言などを受けながら、受講者同士で意見やアイデアを出し合うなど、活発なやり取りが行われました。
研修終了後には受講者、講師、そしてインキュベーション委員の方々が懇親会に参加。歓談は大いに盛り上がり、受講者同士の交流を深めることができました。

コンソ・プラザ(見学会)「エスコンフィールド北海道」を見学

 コンソ・プラザ2024年度第2回目の見学会を8月26日に開催しました。見学した施設は北海道北広島市にある「エスコンフィールド北海道」です。
「エスコンフィールド北海道」は、プロ野球・北海道日本ハムファイターズが2023年以降、札幌ドームから専用球場(本拠地)を移して使用している屋根開閉式の屋内型ドーム球場です。本球場は、スタジアムを含めた北海道ボールパークFビレッジの一部を成し、パーク内には宿泊施設・商業施設・レストラン・マンションなどが建設されています。
今回は、スタジアムツアーのうち、通常非公開のホームチームエリア(選手のロッカールームやチームミーティングルーム、一塁側ベンチ内等)を中心に見学できる特別な見学会で、約1時間ファイターズガールに案内してもらいました。
見学会開始時にはスタジアムの屋根は開いていましたが、見学の最中に屋根を閉めることになり(約25分で屋根が閉まります。)、フィールド内の外野エリアを見学中に屋根が閉まるところを近くで見ることができました。
見学後は、本スタジアムにコンペ段階から参画していた株式会社大林組札幌支店の方に設計コンセプトや工事で苦労した事をお話ししていただき、かなり専門的な質問に対しても、詳しく回答していただきました。

タイトル:テクニカルフォーラム「建設DXのビジネス上の課題と建設市場への期待」が開催されました。

 8月23日(金)36名の参加者で、テクニカルフォーラム「建設DXのビジネス上の課題と建設市場への期待」が開催されました。初めに、当会が連携・協力協定を締結している日本建築住宅センターが運営する科学技術エキスパート会議(STEM)幹事の汐川孝氏から、今回のテクニカルフォーラム開催の主旨についてお話があり、その後、下記5名の方に講演していただきました。
・施工者の建設DX 建設業の現状と技術開発の加地の振り返り 石田航星氏〔早稲田大学 准教授〕
・建設業におけるデジタル・トランスフォーメーションの課題と建設DXに取組むスタートアップ企業 斎藤寛彰氏〔戸田建設〕
・建設テック企業の創造に必要な条件 板谷敏正氏〔プロパティデータバンク 会長〕
・組織設計における技術開発の現状 四戸俊介氏〔日建設計〕
・建設DXの取組み 宮内尊彰氏〔大和ハウス工業〕
 講演後は、講演者と参加された方の意見交換会があり、活発な意見交換が行われ、建設DXへの期待の大きさが伺われるテクニカルフォーラムとなりました。

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