PHOTOニュース[更新日]  2024年12月04日
コンソ・プラザ(講演会)「建築情報学と建築デザイン。」を開催

12月2日(月)2024年度コンソ・プラザ一般講演会(第4回)が開催されました。東京大学 建築情報学研究室 特任教授 池田 靖史氏に、「建築情報学と建築デザイン。」のタイトルで、晴海の講演室(対面)とオンライン(Zoomミーティング)の併用開催にてご講演いただきました。参加者は講演室が10名、オンラインは30名、合計40名でした。
池田氏は、デジタル情報化社会における人工環境の創造・構築・体験を共進化させる建築情報学の視点から、建築と都市の未来を研究されており、多方面でご活躍されています。
建築情報学は単なる情報技術の建築分野研究への応用ではなく、現代社会を急激に変化させている情報の理論により建築や都市という存在を見直し、生成AIや仮想環境などの存在を前提にした建築分野の知的蓄積の再構築を目指しています。
講演会では、「先進的な情報技術の応用した循環型木質建築の研究」「3Dプリント・コンクリートによる複合化モジュール構法」「デジタルコンストラクションによる新しいデザインの研究」「建築空間内の離散的群衆行動の分析とデザイン」などの研究内容を、さまざまな映像を用いてわかりやすく説明していただきました。
講演会後のアンケート(18名)は、評価平均4.2(5点が最高)と高く、池田先生の手がけた実例をもとに、DXやAIが建築設計・建設業と親和性が高いことを知ることができ、大きな可能性を感じることができました
などのコメントがありました。

コンソ・プラザ(見学会)「不二サッシ千葉工場」を見学

 コンソ・プラザ2024年度第3回見学会を11月22日に開催しました。見学した施設は千葉県市原市にある「不二サッシ千葉工場」で1965年9月創業の主要工場です。工場敷地面積は267,469㎡、建物延面積163,909㎡で、不二サッシグループの商品開発・製造の拠点として、市原の地域と共に発展してきました。
千葉事業所内には、アルミの鋳造・押出・表面処理を行い、形材を生産する「不二ライトメタル株式会社東日本事業部」、アルミ形材を切断・加工・組立を行い、サッシを生産する「不二サッシ株式会社千葉工場」、そして、製品の性能や品質を検査・研究する「不二サッシ株式会社技術本部」があり、一貫した生産システムで信頼ある高品質な商品を提供しています。
今回は参加者12名で、千葉工場新ビル会議室にて工場概要説明を受け、その後3時間にわたり、サッシを製造している各工程(ビレット鋳造、押出、表面処理、形材自動倉庫、形材外販財梱包)の工場内施設や、最新の照明用建材を展示しているショールームを見学しました。
千葉工場は東京湾に面しており見学に際して天候が心配されましたが、当日は快晴で風もほとんどない穏やかな天気で、普段見ることのできない製品製作現場を見ることができ、貴重な体験をすることができました。  

コンソ・プラザ(講演会)「住宅の省エネ基準に準拠した性能評価に関する各種資料・計算プログラムの整備状況」を開催

2024年11月21日(木)にコンソ・プラザ(講演会)がBHCJ講演室及びオンライン(Zoomミーティング)の併用にて開催され、32名のご参加がございました。国立研究開発法人建築研究所環境研究グループ主任研究員の羽原宏美氏に「住宅の省エネ基準に準拠した性能評価に関する各種資料・計算プログラムの整備状況」のタイトルにてご講演いただきました。 羽原氏は「居住者の行動・属性とエネルギー消費の関係性の分析・モデリング」をご専門とされております。講演会では、最初に省エネルギー基準についてご解説いただきました。そして、省エネルギー基準関連の公開リソースとして、エネルギー性能評価に関する技術情報、省エネルギー基準に準拠した計算プログラム、Python版プログラムについてデモンストレーションを交えながらご説明いただきました。質疑応答でも、多くのやり取りが交わされ盛況な講演会となりました。

2024年度 若手技術者交流会(第3回)を開催

2024年度若手技術者交流会第3回を11月8日(金)に実施しました。交流会メンバー22名のうち、21名(1名が所用により欠席)が参加しました。「大和ハウス工業 総合技術研究所」で、D’ミュージアムとテクノギャラリーを見学したあと、併設の会議室にてグループ討議(即興ディベート)を行いました。
奈良県奈良市の「大和ハウス工業 総合技術研究所」では、副所長に会社概要及び総合技術研究所の詳細を説明していただき、その後、説明員の方にD’ミュージアムとテクノギャラリーを案内していただきました。
D’ミュージアムでは、環境共生をテーマに世界の住まいや大和ハウス工業の歴史など、さまざまな展示物や映像の見学を行いました。テクノギャラリーでは、大和ハウス工業の最新の技術を展示しており、未来を見据え現在研究を進めているさまざまな技術もご紹介していただきました。
即興ディベートでは、参加者が司会・タイムキーパー・議事録作成者・審判・討論者になり、「大都市に住む人は自家用車を持つべきではない。是か非か。」をテーマに討論しました。初めに討論者が是・非各グループに分かれて、20分間戦略会議をする間、討論者以外の役割の参加者は、「人脈、仲間づくりについて」というテーマでディスカッションをしました。今回は2回目のディベートということで、司会とタイムキーパーが連携してスムーズに最終弁論まで行うことができ、否定側が勝利し(肯定5、否定8)、その後、審判(参加者1名、委員1名)からの講評も行いました。討議終了後は、駅前のお店に場所を移動し、懇親会での参加者同士の交流も実施できました。

「2024年度<第2回>研究開発人材育成プログラム5日間コース」が終了

11月1日(金)、2024年度研究開発人材育成プログラム第2回の5日目が開催されました。 最終回となったこの日、まず冒頭に国土交通省住宅局 住宅活用調整官 恵﨑孝之氏より「住宅分野の政策課題と対応の方向性」というテーマでご講義をいただきました。受講者からは「国策を決定するために収集しているデータの紹介などその裏側を知ることが出来た。」「能登半島地震の対応を含めた最近の社会課題などの動向をご説明いただき研究開発のヒントがありそうだ。」といったコメントがありました。 その後、受講者研修レポート発表会が行われ、今までの講義やグループワークでの気づきを基に、今後チームマネージャーとしてやるべきことや意気込みなどを発表いただきましたが、同じプログラムを受けても各々の気づきのポイントやレポートの作成・発表内容が異なり、大変興味深い発表会となりました。発表会はインキュベーション委員会人材育成プログラム小委員会主査の柳橋邦生氏(㈱竹中工務店)による講評で締めくくられ、その後懇親会へと場所を移し、9月6日(金)から始まった5日間の日程を全て終了しました。 当研修について受講者からは、「ほかの参加者の多様な考えを知ることができ有意義であった。」「企業同士で意見を交わす場として大変貴重な機会だった。」「技術者としてマーケティングに関する基礎知識を知ることができたことも有意義であった。」などのコメントがありました。 当研修では技術者・研究者の人材育成を目的に、チームマネージャーとしての知識の習得や人脈形成の場として会員の皆様に活用いただいております。来年度も開催する予定ですので、皆様のご参加をお待ちしております。

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