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CONSOニュース詳細
  研究会「ミリ波・テラヘルツ波を用いた非破壊検査技術に関する研究会」参加者募集のご案内
内容

提案会員:株式会社 熊谷組

趣旨・概要:
新たな非破壊検査技術として活用が期待される、ミリ波・テラヘルツ波の建築分野への実用の可能性を検討する。
ミリ波およびテラヘルツ波は光と電波の中間の周波数帯(30G~10THz程度)の電磁波で、光と電波の特徴を適度に持ち合わせていることから、イメージングなどの計測技術や通信技術など様々な分野への応用が取り組まれている。
本研究会の前身にあたる研究会では、テラヘルツ波に着目した初期的な実験を実施している。壁体内水分検知や鉄筋腐食検査などを想定して0.1THz程度のテラヘルツ波を用いた計測実験を実施し、木材、断熱材、石膏ボード、シーリングなどの樹脂等、様々な建築材料の非破壊検査応用の可能性を見出した。一方で、モルタルやコンクリート、サイディングなどはほとんど透過していなかったため、それらの材料が関わる計測応用は難しいことが明らかになった。
本研究会では、テラヘルツ波の応用に加えて、より物質をよく透過するミリ波(数十GHz程度)の活用に視野を広げ、モルタルやサイディングなどを含めて新たな非破壊検査技術の可能性を検討する。
また、鉄筋探査レーダなど既存の技術と比較するなど、ミリ波・テラヘルツ波についてより実用に目を向けた活用法を検討して、産学連携の研究開発プロジェクトの創出を目指す。

想定される成果:
・ミリ波・テラヘルツ波の建築分野応用の可能性検討
・実用を想定した、産学連携の研究開発プロジェクトの創出

参加条件:正会員、準会員、学術会員

関連する業種:
ハウスメーカー、ゼネコン、建物点検・非破壊検査関連企業など

研究会期間:2022年4月1日~2023年3月31日

予算:建築研究開発コンソーシアム研究会支援費による。

研究会構成:
主査:熊谷組 千村大
委員:千葉工業大学 水津光司教授
    芝浦工業大学 田邉匡生教授

募集期間:2022年2月9日~3月31日

■参加希望、お問い合わせは、(1)会員企業名、(2)ご所属、(3)氏名、(4)連絡先(TEL、FAX、e-mail)、(5)(参加希望の方は、)研究会への期待や貢献を、下記までお知らせください。


連絡先建築研究開発コンソーシアム 事務局 担当:大山
電話 03-6219-7127 e-mail ooyama.y@conso.jp
 ニュース公開日2022/02/09
発信者コンソーシアム事務局