■提案会員名:(国研)建築研究所
■趣旨・概要:
工事中の溶接・溶断火花が飛散して、発泡プラスチック系断熱材に着火して火災に至り、更に死傷者が発生する事例もあり、工事作業員5人が死亡した多摩市唐木田の新築工事中の火災(2018年7月26日)等、昨今マスコミ等でセンセーショナルに取り上げられるケースも見受けられる。溶接・溶断作業を伴う建設工事現場は、火花が飛散して発泡プラスチック系断熱材に着火する可能性を潜在的に有し、更に初期火災の鎮圧に失敗した場合は大火災に発展して人的被害を出す場合も有り得る。
なお、建築基準法施行令第百三十六条の八では、「建築工事等において火気を使用する場合においては、その場所に不燃材料の囲いを設ける等防火上必要な措置を講じなければならない。」とされている。
本研究会では、国内外における関連する「実火災事例」及び「対策に係る実態」を調査し、それらの結果を踏まえて、国内における「有効性のある現実的な対策」について検討する。
■想定される成果 :
1)国内における「関連火災事例」及び「対策に係る実態」の調査結果
2)海外における「関連火災事例」及び「対策に係る実態」の調査結果
3)国内における「有効性のある現実的な対策」に係る検討結果
■参加条件:
正会員、準会員、学術会員
■参加希望業種:
ゼネコン、断熱材メーカー・工業会、大学、消防、研究機関、試験機関、等
■研究会期間:
2021年4月~2022年3月
■予算:
コンソーシアムからの研究会支援費にて運営する。
■研究会構成:
・主査:吉岡英樹 主任研究員(建築研究所)
・顧問:野口貴文 教授(東京大学)、小林恭一 教授(東京理科大)
・幹事:参加希望のゼネコン、断熱材メーカー・工業会等から選出予定
■募集期間:
2021年2月~3月31日
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