■提案会員名: 大和ハウス工業株式会社
■趣旨・概要:
本研究では、安全で良質な移動空間の普及を目的として、未来に想定される建築物の一つとして、「移動式小規模建築物」を新たに定義し、その基準、法令等について具体案を提案する。
背景として、自動車業界では、「クルマは将来、人や荷物に加えてサービスを運ぶようになる」といった未来像を描いており、その空間は、移動するものの、建築物といっても過言ではない。タイヤがあれば車であるが、タイヤから分離されると車室は建築物となり、基礎に緊結するなど建築基準法を満たす必要が生じる。また、建築物であれば固定資産税もかかる。タイヤの有無で安全基準・税制度が大きく変わるのは問題である。
そこで、置くだけで設置でき、そのまま移設して利用可能な「移動式小規模建築物」の基準等について検討する。実現すれば、応急仮設はもちろん、様々なサービスへの利用が期待できる。
■想定される成果:
移設して継続利用することを前提とした「移動式小規模建築物」の定義、基準、法令及び優遇税制等の具体案。
■参加条件:正会員、準会員、学術会員
■関連する業種:住宅会社、自動車会社、材料メーカー、リース会社、建築研究所等
■研究会期間:2020年7月中旬から1年間
■募集期間:2020年 6月2日~6月30日
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