■ 研究開発No |
20090001 |
■ 研究開発テーマ |
液化二酸化炭素を利用した建設工具に関する研究開発
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■ 提案会員名 |
株式会社つくばジェネシス |
■ 応募条件 |
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■ 応募期限 |
2009年6月23日~2009年7月31日 |
■ 説明会 |
2009年7月16日13:30~14:00
晴海トリトンZ棟4Fフォーラム室 |
■ 趣旨・概要 |
現在、建設工事現場では釘打ち機やタッカーなどが大量に使用されている。これらは例外なくコンプレッサーによる空気圧を利用しているが、現場移動の際のコンプレッサーの運搬や電源の確保、また、作業の際にエアチューブを引き回すことによる安全性など、コンプレッサー使用に伴う課題は多く、ハンディーな動力源の有用性は極めて高いと考えられる。
二酸化炭素は電力や化学製造工場から否応なしに発生するものであり、それらの処理が余計なコストを生み出している。清涼飲料やドライアイスなどに一部は利用されているが、ほとんどは廃棄に向けられている。
本研究開発は、処理に苦慮している二酸化炭素を液化してボンベに充填し、タッカーや塗装用のガン、釘打ちなどの建設工具の動力源として利用しようとするものであり、その有効性と効率性、安全性などを検討することをねらいとしている。
なお、液化してボンベに充填する基本技術はおおむね完成しており、また、ボンベは再充填可能なのでゴミとして大量に廃棄されることはない。
開発される機器は、液化二酸化炭素の圧力を動力源とするものであり、二酸化炭素そのものの削減をねらいとするものではないが、無用に排出されるガスを有効に利用する点、コンプレッサーの電力消費に代替する物である点、現場での施工安全性を格段に向上させる可能性がある点、ボンベを再充填可能としたことにより使い捨てではない効果、などのメリットが期待出来る。
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■ 想定される成果 |
・タッカー、釘打ち、塗装などの建設工具における実用性検証データ
・作業効率の向上効果データ
・安全性の確保と人的機動性の比較データ
・液化二酸化炭素を動力源とした建設工具
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■ 関連する業種 |
電力、ガス、ハウスメーカー、工務店、ゼネコン、サブコン、など |
■ 共研期間 |
2009.8 ~2010.7 |
■ 予算 |
200,000/ 社(税別) (実験用ガスボンベを供給) |
■ 国などの予算 |
なし |
■ 研究主体・体制 |
提案社(株式会社つくばジェネシス)を中心として、参加各社による検討委員会等を構成して進める。 |
■ 備考 |
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