■ 研究開発No |
20070003 |
■ 研究開発テーマ |
高層居住と健康に関する研究開発
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■ 提案会員名 |
逢坂 文夫(学術会員) |
■ 応募条件 |
正会員、準会員、学術会員 |
■ 応募期限 |
2007年10月26日~2007年11月30日 |
■ 説明会 |
2007年11月16日(金)14:00~16:00 |
■ 趣旨・概要 |
近年、都市部に一戸建の住居を構えることが困難になってきている。また都市部に限らず高層集合住宅が林立してきており、このような住環境の変化は、ある種の快適性(眺望の良さ、完璧に近いプライバシーの確保、通勤の利便性)などをもたらしてくれる。しかしその反面、高層居住に伴う健康影響が表面化してきている。種々の健康影響として、居住階の上昇にともない各年齢層での課題(①幼児:外遊び時間の減少、体温の低下、②学童:アレルギー性疾患の増加、偏食割合の増加、肺機能値の低下、③妊婦:出生児体重・身長・胸囲、特に頭囲の増大に伴なう異常分娩、同胞数の減少、流産割合の増加、切迫流早産の増加、外出回数の減少、第一子出生までの期間の増加、飲酒割合の増加、神経質な性格の増加、④子供を持つ母親:神経症的割合の増加など)が顕在化してきている。最近では、それらの問題が諸外国でも、問題視されてきており、解決策の探求が急務であることが各方面から指摘されてきている。その結果、高層居住に伴うインフォームド・コンセントにおける啓発活動の重要性が重視されつつあり、高層居住における物理的・心理的影響因子の把握において、建築を健康(医学部公衆衛生学)の視点から眺めてみると、その探求の手がかりが明らかになってきた。
本課題では、その手がかりを明確にし、解決のための具体的な素材、技術、システム等の開発をねらいとする。 |
■ 想定される成果 |
1.明らかになった成果の共有
2.成果の共有に伴う新技術の開発
3.成果の共有に伴う新素材の開発
4.住居の気密性における生体影響の裏表
5.成果の共有に伴う人間関係の構築(ソフト・ハード面から)
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■ 関連する業種 |
大学・公的機関、ゼネコン、ハウスメーカー、設計事務所、建材メーカー等 |
■ 共研期間 |
2007年11月~2009年10月 :2年間 |
■ 予算 |
100万円/年・社 |
■ 国などの予算 |
必要に応じ、競争的開発資金を応募する |
■ 研究主体・体制 |
実施体制,幹事,事務局などは、共研参加企業で協議する。 |
■ 備考 |
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