■ 研究開発No |
20040008 |
■ 研究開発テーマ |
方杖ダンパー構造システムの実用化開発
|
■ 提案会員名 |
無溶接構造研究会(井上一朗(京都大学)、聲高裕治(京都大学)、多賀謙蔵(日建設計)) |
■ 応募条件 |
全正会員 |
■ 応募期限 |
2004年11月12日~2004年12月15日 |
■ 説明会 |
平成16年11月29日(月)16:00~17:00 日本建築総合試験所大阪事務所会議室にて |
■ 趣旨・概要 |
現在の鋼構造建築物の大部分は応力が最も厳しい柱梁接合部に溶接を多用した構造となっています。溶接部の品質は溶接技能者の技量などに大きく影響されるため、耐震性能に大きなばらつきが生じ得ることは兵庫県南部地震でも明らかになっています。
本技術は、溶接技能者などの特殊な技能者を必要とせずに施工可能で、かつ誰が施工しても同じ構造性能・品質が実現できることを意図したものです。本技術に関して,無溶接構造研究会(委員長:井上一朗 京都大学教授)では,これまでの検討成果をレビューし、建築における本構造システムの適用可能性等の検討を行ってきました。これらの検討結果を踏まえ,本共同研究開発を提案するものです。
本研究開発の目的は次の通りとします。
・本構造システムの普及を目的として、確認申請手続きの簡素化のために、構造性能証明を取得する。
・構造性能証明取得のための資料作成の一環として、設計法・標準ディテール等からなる設計マニュアルを整備する。
共研参加会員の方には、性能証明を受けた設計指針に基づき、方杖ダンパー構造システムを用いた設計を行っていただけることとします。
|
■ 想定される成果 |
本構造システムを採り入れた構造設計が可能となることにより、安定した耐震性能を有する構造を供給することができるようになります。熟練技術を必要としないため、コストメリットも期待できます。 |
■ 関連する業種 |
鋼構造骨組の設計を行う設計事務所,ハウスメーカー,総合建設業、鉄骨加工業など |
■ 共研期間 |
平成17年1月~平成17年7月(協議によって延長する場合あり) |
■ 予算 |
性能評価取得経費として総額約400万円(参加者均等負担の予定、ただし最大20万円/1社) |
■ 国などの予算 |
現在のところ無し |
■ 研究主体・体制 |
共研参加企業を主体とし,実施体制・幹事・事務局等は共研参加企業で協議 |
■ 備考 |
主な作業は関西で行う予定 |