建築研究開発コンソーシアム20周年記念誌
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-建物外皮での藻類培養による可能性-‌88 CBRD 20th Anniversaryアイデアコンペ 作品事例-2‌2014年度‌最優秀賞‌ 集合住宅生活継続力評価(マンションLCP評価)手法の開発アイデアコンペ 作品事例-3‌2015年度‌最優秀賞‌ カーボンニュートラルビルディング構築技術の開発‌ 光合成能を有する微細藻類を建物外壁で培養する新たな環境システム提案で以下の効果が期待できる。 ・建物の遮熱性を向上させる ・建物からのCO2排出量削減に貢献できる ・建物での資源生産ができる 本システムの構築に向けて以下の3モデルを検討する。①基本モデル(システム1)油脂の貯蓄性に優れた藻類を選定するために微細藻類の調査を行う。 選定した藻類をモデル建物外皮に適用した際の培養量・CO2固定量を試算する。②‌‌高濃度CO2供給によるエネルギー転換モデル(システム2)藻類の光合成量向上を目的に、建物内で高濃度CO2生成を検討する。具体的には建物内発生廃棄物をメタン発酵させ、燃料電池にて電気・熱・CO2を得る。得られたCO2は大気開放ではなく、藻類培養の炭素源として利用する。③分散適用モデル(システム3) ‌‌本技術を適用した場合の都市または地域レベルでのCO2削減効果を試算する。清水建設(株) 村田 明子  災害(とくに大地震)発生後の集合住宅(とくに分譲マンション)での生活継続可能性(LCP=Life‌Continuity‌Plan)を評価する手法を開発する。大都市では災害時の避難所の整備が対象住民数に対して十分でなく、耐震性の比較的高い集合住宅での在宅避難(被災後、自宅で避難生活をおくる)が必要視されているが、被災集合住宅(とくに行政セーフティネットに漏れがちな分譲マンション)で安全に生活継続するための備えは十分とは言えない。まずは現状評価を行い、どのような備えをすべきかを明らかにする必要がある。・‌‌評価手法の開発には、被災マンション等の調査により、リスクと被災後対応、マンション居住者のリスク意識、マンション供給事業者のリスク認識と商品への反映状況、マンション防災対策商品等について把握した上で、評価項目・尺度を特定する必要がある。 また既存集合住宅の評価データベースを構築することで、既存マンションの年代、規模、階数、立地といった建物条件ごとの違いを把握することが可能となり、LCP評価の相対比較可能な基準を設定することも可能となる。大成建設(株) 大山 能永

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