建築研究開発コンソーシアム20周年記念誌
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◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎年 度2012(試行)構造分野建築物の省エネルギー性能の評価と設計・建設地震後の継続使用性地震後の継続使用性から見た設備耐震既存技術に係る建築側対策で約3割のCO2排出量を削減してゆくための現実的手法及び戦略の検討「設備耐震における課題の整理とBCP対応事例の提案」立ち上げに向けての検討火災被害軽減に向けた取り組みの現状と課題防火関係の重点研究課題の説明既存技術に係る建築側対策で約3割のCO2排出量を削減してゆくための現実的手法及び戦略の検討CLTによる構造の耐震性能に関する研究への取り組みの現状と課題既存技術に係る建築側対策で約3割のCO2排出量を削減してゆくための現実的手法及び戦略の検討わが国の住宅生産技術の東南アジア等へ向けた海外展開に関する検討平成28年(2016年)熊本地震から何を学ぶか継続使用性等の耐震性能に関する新たな性能表示手法の可能性を探る新たな形の施工記録を活用する建築の合理的品質管理体系に関する研究施工BIMと施工記録情報の取得・活用について20132014201520162017テーマ構 造分 野防 災環 境建築生産材 料CBRD 20th Anniversary 77 「研究企画ミーティング」は、会員ニーズの高い研究テーマを発掘する、会員企業間の意見交換の場である。これにより研究会、共同研究開発等への展開を推進することを目的としている。立上げ当初は、会員相互の協働という運営方法に主眼を置き「コラボレーション・ミーティング」と称したが、2018~19年度に実施した「中期ビジョン-2013」の見直しの過程で、研究会や共同研究開発の創出という目的に併せ「研究企画ミーティング」と名称を変更した。目的および運営の特徴は以下のとおりである。・ 建築研究所を中心に、会員企業とともに将来テーマの設定検討を行う・ 建築研究所等公的研究機関と会員企業、大学と会員企業、会員企業間等、検討の場に多様性を持たせる・ 研究開発課題関連に加えてマネジメントのテーマ(研究開発管理・知的財産・施設管理等)も取り上げる【表2.3−15】研究企画ミーティング(旧コラボレーション・ミーティング)各年度のテーマ 当初は、インキュベーション委員会傘下のコラボレーション・ミーティング小委員会にて、対象テーマの検討等を行っていたが、実態として建築研究所にテーマの設定、担当ファシリテータをお願いし、2019年度からは年度の活動計画としても建築研究所・研究総括監に委ね、建築研究所と事務局との準備等をスムーズに実施するために、2021年度にインキュベーション委員会傘下の組織を再編し、小委員会を廃止した。 研究企画ミーティングは、各年度のテーマとして分野ごとに適度なバランスを取りながら、適時的な内容を扱ってきており、その中から多くの研究会が設置されている。コラボレーション・ミーティングと称した時期を含め、この10年間で27回開催、延べ386名の参加があり、建築に関わる幅広い分野からの話題提供と意見交換を通じて、参加者の知見の向上や会員企業間での共同研究開発の促進に寄与した。表2.3-15に研究企画ミーティングのテーマを示す。表2.3-16に研究企画ミーティングの開催実績を示す。2 研究企画ミーティング

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