建築研究開発コンソーシアム20周年記念誌
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CBRD 20th Anniversary 11住宅分野の研究開発を産官学の異分野・異業種連携をもって活動することを特色とする貴コンソーシアムは、脱炭素社会に向けた基本理念に適うだけでなく、最大限の効果を発揮するものと思います。是非とも活動を継続していただきたいと考えております。 もちろん、建築・住宅分野が抱える問題は、脱炭素社会の構築だけではありません。日本建築学会では、社会ニーズ対応推進委員会に常時特別調査テーマを複数設けて活動しています。近年の主なテーマは以下のとおりです。・ウイズ/アフターコロナに適応する建築・都市に関する特別調査・人口減少の時代に向けた都市の再編モデルの構築特別調査・福祉起点型共生コミュニティと新しい地域拠点計画のあり方検討特別調査・気候災害特別調査・建物のレジリエンスとBCPレベル指標検討特別調査・東日本大震災における実効的復興支援の構築に関する特別調査 申し上げるまでもなく、社会ニーズが要請する課題は、必然的に複数の分野、複数のステークホルダーの協働なくして対処できるものではありません。そのような点で、貴コンソーシアムには大きなポテンシャルがあると認識しております。今後ますますの発展を祈念するとともに、多様な主体が連携して我が国の住宅・建築分野の課題解決に取り組む活動に、大いなる期待をしています。

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