建築研究開発コンソーシアム20周年記念誌
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8 CBRD 20th Anniversaryん。一方で幅広い業種が集まった業際的団体の特色を十分に生かして、他では行われないようなユニークなテーマや、横断的テーマについて積極的に取り組まれてきたように思います。近年、DXやGXに代表されるように建築住宅分野にとどまらない共通のテーマに社会全体として注力する必要性が高まっています。異業種の企業等や学識経験者が集い交流するコンソーシアムの活動に一層の期待を寄せていいと思います。 ところで、私事ですが、昨年6月に(株)日本建築住宅センター会長に就任しました。前後して、コンソーシアムの総会がありましたが、センターにはコンソーシアム総会の案内は届かず、調べたところ会員名簿にも見当たりません。思わず、「何でうちは会員じゃないのか」と質問してしまいましたが、これはとんでもない愚問だったのです。当時の記憶をたどった結果、(株)日本建築センター(当時)は、コンソーシアムをバックアップする立場に徹する意味で、あえて会員とはしないと決めたのでした。コンソーシアムの次の10年、さらなる未来に向け、(株)日本建築住宅センターとしても引き続き一体となって建築住宅に係る研究開発の発展に寄与してまいりたいと思います。

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