建築研究開発コンソーシアム20周年記念誌
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年 度JIS A1320-2023:建築内装用サンドイッチパネルの中規模火災試験方法応募年月日区分2022JIS A1310-2019:建築ファサードの燃えひろがり試験方法応募年月日区分年 度2017プロジェクトチーム会議での討議「建築基礎・地盤研究開発推進のためのロードマップ」の作成・公開2018研究会「建築基礎・地盤分野の先進的な研究開発を目指す若手勉強会」発足テーマ名、提案日他2021/4/23改正2022/11/16改正概 要シンポジウム開催アンケート実施 当会の研究会成果をもとに2017年3月に制定された「JIS A 1320-2017:建築内装用サンドイッチパネルの箱型試験体による燃焼性状試験方法」について、当会の研究会での成果を踏まえて、標準加熱手法等の追加が必要と判断されたため、2021年5月に日本規格協会のJIS本文の改正に応募し、8月に採択され、10月に当会を事務局としてJIS原案作成委員会を構成し、改正作業を開始した。2022年5月の委員会で取り纏め、6月に成果品を日本規格協会へ提出した。2023年1月に日本産業標準調査会の建築技術専門委員会におけるJIS 案の審議に係る説明を行い、3月25日付けで、JIS A 1320-2023として公示された。 当会の研究会成果をもとに2019年2月に改定された「JIS A 1310-2019:建築ファサードの燃えひろがり試験方法」について、見直しにあたり当会の研究会を立上げ、2022年11月に日本規格協会のJIS本文の改正に応募し、2023年度2月に採択された。研究会において、測定項目に「試験体の亀裂や落下物」について追加すること、英文副題の見直しが必要と判断されたため、3月に当会を事務局としてJIS原案作成委員会を構成するための準備を行い、4月より改定作業を開始した。 2017年11月2日に水道橋すまい・る ホールにて「建築基礎・地盤に関する研究開発の推進をめざして」を開催し、問題提起、最新の研究動向及び様々な立場の方から話題提供があった。 建築研究開発コンソーシアムの正会員のうち建築基礎・地盤に関係の深い企業等に対し、大学や自社の現状に対する危惧、具体の技術開発課題、望ましい情報交換基盤等に関するアンケート調査を実施した。短期間であったが、自由記述も含め多くの示唆に富む回答があった。  各社の回答内容は、シンポジウムで提供された情報と一緒に、研究会に向けた準備資料に活用。 建築研究開発コンソーシアムの正会員からゼネコン2社、住宅メーカー2社及び設計事務所1社に参画を呼びかけ建築基礎・地盤に精通したメンバーを選定。国土交通省(住宅局建築指導課、国総研)にもオブザーバー参加いただき、シンポジウムやアンケートの企画と並行して、研究開発課題の整理方法、ロードマップの枠組み、研究人材の現況、各種の助成・支援制度等に関し具体の事例収集やリスト化作業を進めた。 これら準備資料は研究会に引き継ぎ、ロードマップ作成や個別研究開発テーマの抽出に役立てられた。 建築研究開発コンソーシアムでは,2017年8月に建築基礎・地盤研究推進に関するプロジェクトチームを立上げ、同年11月にはシンポジウム「建築基礎・地盤に関する研究開発の推進をめざして」を開催、問題提起、最新の研究動向および様々な立場の方々から話題提供を得た。 そして、「建築基礎・地盤研究開発推進のためのロードマップ」研究会(緑川光正主査)が検討を進めてきた成果がとりまとまり、この成果を公表することにより、建築基礎・地盤に係る産・学・官連携による研究開発を促しつつ社会に向け広く意識共有を図っていくために,2018年6月に当ホームページにて公開した。 建築研究開発コンソーシアムでは、建築構造にとって不可欠な建築基礎・地盤分野の研究開発の活性化を目指して、2017年度に「建築基礎・地盤研究開発推進のためのロードマップ検討会」を発足させ、当該分野の研究開発推進ロードマップを試作した。 これを受けて、ロードマップに則した研究開発の具体的な内容について、若手の研究者、技術者、設計者が積極的に検討する機会を設けることを主旨として、2018年6月に本研究会が発足。内 容内 容114 CBRD 20th Anniversary【表2.3−24】建築基礎・地盤研究開発推進活動一覧

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