建築研究開発コンソーシアム20周年記念誌
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年 度201320142015201620172018林田 康孝(国立研究開発法人建築研究所)2019内田 純夫(国立研究開発法人建築研究所)2020脇山 芳和(国立研究開発法人建築研究所)2021澁谷 浩一(国立研究開発法人建築研究所)2022※所属名称は当時のまま委員長成藤 宣昌(独立行政法人建築研究所)井上 勝徳(独立行政法人建築研究所)白井 清広(独立行政法人建築研究所)五條 渉(独立行政法人建築研究所)越海 興一(独立行政法人建築研究所)鈴木 徹(国立研究開発法人建築研究所)副委員長植田 俊克(新菱冷熱工業株式会社)安藤 達夫(三菱樹脂株式会社)柴 慶治(清水建設株式会社)奈良 勉(株式会社フジタ)安井 健治(株式会社奥村組)野崎 利樹(東京ガス株式会社)96 CBRD 20th Anniversary 研究会は、研究開発のアイデア等の具体化を支援し共同研究開発への展開に繋げることを目的とする。具体的にはその準備段階、すなわち課題に対する共通認識の獲得、社会・技術動向の調査、事例訪問調査、それらの結果分析を通じた技術的課題の抽出等を検討する組織として、会員から参加メンバーを募り活動する。また、研究会は共同研究開発プロジェクト提案への橋渡しをする場であり、技術の整理・標準化・体系化の他、情報交流を行う場としても活用される。会員の自主的な運営のもとで自由な議論・活動が可能となるよう配慮するとともに、研究会活動全体をマネジメントし、活性化を図る。 この研究会では2013~2022年度の間、延べ97件が成立し、参加した会員により活発な議論・調査研究が行われた。新規の研究会は成立過程が多岐にわたり、アイデアコンペから49件、テクニカルフォーラムから4件、コラボレーション・ミーティング及び研究企画ミーティングから10件、会員の独自提案から33件のテーマが成立している。研究会の分野は、津波に対する防災、躯体・内外装の耐震性能に関連するもの、耐火性能など火災安全性に関連するもの、建築空間の快適性・安全性の向上を意図したものがあり、幅広い分野の課題に対して積極的に調査・研究が推進されている。また、直面している深刻な環境問題への対策になり得る木材の活用、スピードアップが期待されるBIMの普及・推進、今後深刻になる高齢化社会に対応した課題について先駆的に研究会が設けられ、技術動向の調査、分析が推進されている。これらは、当会の中期ビジョンにおいて重点的に推進する活動に位置付けている研究会の目的・役割が、会員に浸透し実践された成果と捉えることができる。 研究会の成果から本会の共同研究開発プロジェクトに移行した課題は,残念ながらなかった。研究会を本会の共同研究開発プロジェクトに移行・発展させる方法は今後の検討課題と言える。しかしながら、研究会の成果が、別の機会を得て複数の法人が参画する研究開発プロジェクトに発展した例も多々あると推測される。このように研究会で検討された成果は多方面で直接的または間接的に活用されており、今後の建築分野の研究開発推進の礎になっている。 研究会の活動実績を表2.3-20に示す。1 研究会【表2.3−19】研究開発推進等委員会の委員長、副委員長一覧

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