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CONSOニュース詳細
  【延長】「建築内装用サンドイッチパネルの中規模火災試験方法:JIS A1320に基づく評価基準案に関する研究会」参加者募集のご案内
内容

■研究会発足時の活動概要と目的:
コンソ内の既往の研究会での成果を移転する形で、2017年3月に中規模試験方法としてのJIS A1320が新規に制定された。
しかしながら当該規格の内容はあくまでも火災試験方法であり、具体的加熱条件、評価基準などは対象外であったため、関連業界からはより実用性のある内容をとの要望が出されていた。
本研究会では上記要望に対応する形で、建築研究所殿共同研究契約に基づき、「屋内」火災実験により、現行ISO実規模試験との相関性を確認しつつ具体的な運用基準を提示することを目的とした。

■一年間の活動で得られた成果と課題:
1.各種サンドイッチパネルを用いたISO実規模試験と本JIS中規模試験との相関や、現行JISを実用的に展開していくためのデーターを取得した。 本成果は本年度の日本建築学会等で都度報告の予定。
2.各種サンドイッチパネルを用いたコーンカロリメーター加熱試験(CCM:今回は試験体を垂直にセットして加熱)により、パネルの目地や向きによる着火・燃焼性状の把握が可能になった。
3.現行JIS A1320-2017年版の英訳版が完成したので、JSA(日本規格協会)に提出するとともに、今後ISO国際委員会や諸外国などへの積極的な周知を図る。

■今後の活動における目的・概要
本年は研究会を延長し、上記の未実施2項目を中心に、各種火災実験に基づき詳細検討を行う予定。
またその成果を、現行JIS A1320の改正に反映させるとともに、ISO・TC92/SC1(Reaction to fire)国際委員会に提示して、国際規格としての制定を図りたい。

■今後の活動で想定される成果
1. 「屋外」における実規模(ISO 13784-1)&中規模の火災実験(JIS A1320)により両者の相関を確認し、JIS A1320の評価基準や将来的な改正に反映させる。
2. 各種サンドイッチパネルの芯材を用いたCCM試験により、パネルパネル芯材自身の着火・燃焼性状を明確化し、既往のCCM試験結果と共に芯材の火災危険性について考察する。

■参加条件:
コンソーシアム会員(正会員、準会員、学術会員)

■研究会延長期間:
2018年7月1日~2019年6月末日

■予算:
建築研究開発コンソーシアムの研究会支援費による。

■研究会募集期間:
2018年6月18日~2018年6月末日


連絡先建築研究開発コンソーシアム事務局
kenkyu@conso.jp
 ニュース公開日2018/06/18
発信者コンソーシアム事務局