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CONSOニュース詳細
  研究会「空間知能化による高齢者の生活の豊かさのサポート」参加募集のご案内
内容■提案者名
渡邊 朗子(学術会員)
藤井 俊二(学術会員)

■背景と趣旨
高齢者の数と比率が増加しつつあり、高齢化社会のさまざまな問題が顕在化しつつある。そのなかで高齢期の過ごし方として、施設から在宅へ「Aging in Place」が提唱されている。高齢者が在宅で暮らすための医療・介護支援については整備されつつある。一方、生活支援の面は整備が遅れている。
生活支援の中でも特に生活の豊かさ、楽しみについては、ほとんど考慮されていないのが現状である。体力や健康、能力の衰えに伴って趣味や交流など生活の楽しみが失われていくことは、これまでの調査において多くの事例が示している。そのような体力や能力の衰えた人にも可能な、生活の楽しみを持つことは大切だ。
また、高齢化による判断能力の低下も生じる。室内の生活環境や生活習慣の管理や、室内温熱環境の管理も、本人の判断では適切に運営できない可能性がある。そのためにヒートショックによる事故や、屋内での転倒事故などにもつながるケースがある。
本研究会はICTを中心とする技術の活用で、体力や能力の衰えた高齢者に生活の楽しみを提供すること、安全安心な生活環境を提供することを目的とする。
【研究会の活動】
核となる技術として住宅内部の「空間知能化」を検討する。高齢者の居住する住宅内部にセンサー、通信装置、モニター、制御機構など情報技術を埋め込み、その空間内に存在する人間を観測し、その意図を推定し理解した上で適切な支援を与えるものである。「空間知能化」により在宅で暮らす高齢者に生活の楽しみと、安全安心な生活環境を提供する。
具体的には次のような活動を考えている:
 体力や能力の衰えた高齢者でも享受できる楽しみと提供方法の調査検討。必要とされる安全安心な生活環境の調査。医療介護関連の会社や研究者との協働。
 住居内で高齢者に必要なサービスを提供するための、空間知能化技術のカスタマイズ。空間知能化の要素技術は開発が進んでいるので、本研究の目的にあった技術を構築する。ICT関連の会社、研究者との協働。
 既存の住宅に空間知能化を組み込む、リニューアル技術の検討。高齢者はすでに自宅を保有し、慣れ親しんだ自宅に永住する希望が強いので、現在の自宅のリニューアルが有効であろう。
 空間知能化にリニューアル後にも体力や能力は変化する。ニーズの変化に応じて機能を追加・変更する方法の検討。

■想定される成果
◇建築学会大会論文の投稿と発表
◇試設計等を通じた技術資料の作成
成果は次のような方向に貢献することを目指す:
 ICT、ロボット(RT)、人工知能(AI)の各要素技術はすでに実用レベルに達している。これらの技術を応用することで、住宅内での高齢者の生活向上のための新たなサービスを提供する。
 ICT、RT、AI技術による空間知能化によって住宅の付加価値向上に寄与する。
 既存住宅のリニューアルによる機能向上を視野にいれており、これにより住宅の長寿命化とリニューアル市場の活性化をはかる。
 住宅・建築分野の企業と、ロボット(RT)技術、人工知能(AI)技術など他分野の企業との連携を促進する。

■条件
正会員、準会員、学術会員

■関連する業種
住宅会社、ゼネコン、設計会社、設備会社、ガス会社、研究機関 等
―ICT関連会社・研究機関、医療介護関連会社・研究機関に適宜参加してもらう

■募集期間
2018年4月24日~6月15日
連絡先参加希望、お問い合わせは、(1)会員企業名、(2)ご所属、(3)氏名、(4)連絡先(TEL、FAX、e-mail)、(5)(参加希望の方は、)研究会への期待や貢献を、下記までお知らせください。
建築研究開発コンソーシアム 事務局 担当:松沢
電話 03-6219-7127 e-mail kenkyu@conso.jp
 リンク2017年度(第15回建築・住宅アイディアコンペ 提案書
 ニュース公開日2018/04/23
発信者コンソーシアム事務局