■提案者
積水化学工業株式会社
■趣旨・概要:
「建築基礎・地盤に関する研究開発の推進をめざして」の課題に対応する,サブテーマの一つとして提案。
小規模建築物を対象とした地盤調査で一般的に採用されるスウェーデン式サウンディング(SWS)試験は,ハンドリングや経済性が良い反面,ロッドの貫入抵抗による間接的な評価となるため,その精度に様々な課題がある。
一方,小規模建築物では,従来からの課題である長期の不同沈下問題に加え,昨今の震災から,液状化による不同沈下や,擁壁,盛土など地盤に起因した建物被害の課題も顕在化し,地盤判定品質の向上が望まれる。
近年,地盤調査の技術や知見,また調査機器も進化している。そういった資源も活用して,SWS同等の汎用性で精度を向上させる地盤調査技術の検討,評価を実施し,その可能性を検討する。
要素技術(案): ラムサウンディング(小型),SWSを利用した動的貫入試験
高品質な土試料採取方法(サンプリング)
◎本研究会には,住宅メーカーだけでなく,地盤調査会社,調査機器を製造するメーカーなど,関連する業種の入会,参加を期待する。
■想定される成果:
(1) 小規模建築物の地盤調査技術開発(軟弱・液状化地盤)の方向性(あるべき姿)の明確化。
(2) SWS試験同等の汎用性で精度向上させる調査方法の可能性明確化。
(3) 実用化のための課題抽出と対策立案。
→研究会の成果から共同研究に移行して実用化を目指すことを検討
■参加条件:正会員、準会員、学術会員
■関連する業種:住宅メーカー,研究機関,大学,住宅地盤の調査会社,調査機器メーカー
■研究会期間:1年間(予定)
■募集期間:2018年4月24日~2018年5月16日
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