■提案者：
新菱冷熱工業株式会社

■趣旨・概要：
近年、建設業界では安全管理に ICT 技術の導入が進められている。たとえば、①生体センサーを内蔵したリストバンドや衣服を着用し、作業員の体調 を管理する事例や、②作業員の現在位置を GPS を用いてリアルタイムに把握し、作業員が危険エリアに進入した際に警告を発する事例などがみられる。 本研究会では ICT 分野のメーカーや有識者等へのヒアリングを中心とした 調査を実施し、当該分野の情報を共有する。さらに、ICTを建設現場の安全 管理に導入する際の課題を抽出する。ヒアリング対象となる ICT の一例は以 下のとおりである。
1.バイタル・姿勢変化の検出技術(生体工学分野) 心拍数などの生理指標や、転倒・転落に伴う姿勢変化の検出技術
2.屋内測位技術(情報工学分野) GPS やビーコンなどを利用した屋内測位技術
3.AR 技術(情報工学分野) AR を利用した作業員への情報の周知技術

■想定される成果：
ICTを建設現場に導入する際の課題や当該分野の情報を共有する。また、ヒアリング内容は ICT分野における基盤的な技術を予定しており、 建設業界への ICTの導入・普及にも貢献できる。

■参加条件：
正会員、準会員、学術会員

■関連する業種：
大学、公的研究機関、ゼネコン、サブコン、情報通信関連企業、 ウェアラブル機器関連企業

■研究会期間：
2017年10月～1年間

■予算：
建築研究開発コンソーシアム研究会支援費による。

■募集期間：
2017年8月21日 ～ 9月20日