■提案者:
三井住友建設株式会社
■趣旨・概要:
技能工不足や賃金高騰を受け、これまで建築業界ではさまざまなロボットを各社開発してきた。しかし、まだまだ成功事例と呼べるものは少ない。これは人の代替もしくはそれ以上の性能を求められ、早さ、精度、コストなどを人と比較され、現場導入が難しくなっているためである。そこで、現場で生産性が下がる(人が作業していない)夜間や昼休み等に着目し、専門スキルを必要としない単純作業をこなすロボットについて考える。これにより技能工は集中して専門作業に専念することで生産性を向上させる。ここでの単純作業とは掃除や除雪作業など専門スキルの必要性がないものや資材の運搬、おおまかな位置への資材の設置などを想定する。合わせて、設計時に作成した3Dモデルをロボットの経路計画や動作等に利用できるプラットフォームも考察、構築することでロボットを扱いやすくする手法を検討する。
(1) 技能工支援ロボットの適用箇所の調査
(2) 技能労働者の無駄時間の削減効果を検討
(3) 設計時に使用した3Dモデルとロボットの連携について検討
(4) 業界を越えた連携、情報交換
■想定される成果:
(1) 現場作業の見直し、ロボット適用効果の試算.
(2) 現場でロボットを扱いやすくする手法の課題の抽出
(3) 業界を越えた連携、情報の収集
■参加条件:
正会員、準会員、学術会員
■関連する業種:
機械、ロボット、CADメーカ、ゼネコン等
■研究会期間:
平成29年6月 ~ 平成30年3月(予定)
■予算:
建築研究開発コンソーシアム研究会支援費による
■募集期間:
2017年4月13日~ 2017年5月22日
|