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※応募は、本コンソーシアム会員の方のみとさせていただいております。入会に関するお問合せ先はコンソーシアム事務局まで。
■ 研究開発No 20040009
■ 研究開発テーマ ポリマーセメントモルタル(PCM)の構造部材への利用に関する研究開発
■ 提案会員名 ポリマーセメントモルタルによる耐震補強法研究会(松崎育弘(東京理科大学))
■ 応募条件 応募は、PCM研究会参加者に限る
■ 応募期限 2004年12月15日~2005年1月31日
■ 説明会
■ 趣旨・概要 ポリマーセメントモルタルは、接着性,防水性,防錆性,防蝕性に優れ、乾燥収縮も比較的少ない無機質系材料であり、塩害や中性化などで損傷したコンクリート躯体の断面補修材,ひび割れ注入材,表面被覆材として多く利用されています。また、近年では、ポリマーセメントモルタルを用いた耐震補強に関する研究開発が行われています。
ポリマーセメントモルタルは、被り厚さの低減が期待できます。また、施工法においては、配合比を変えることにより、吹付け,刷毛塗り,コテ塗りなどの作業方法が選択でき、無騒音,無振動の補強工事が可能となります。ただし、これまで材料と構造間の情報交換の機会が少なく、この魅力的な材料を構造利用し評価する動きはあまり多くはありませんでした。
本研究開発では、ポリマーセメントモルタル/コンクリートの利用拡大(=構造利用)を目指し、その観点からの材料評価や、新たな構造方法や施工方法の開発を目指します。そこでは、新たな価値を見出すために、流し込みタイプや繊維混入などの様々な材料とそれらの適用の可能性を検討し、首尾良く成果が得られた後には協会等の設置をも視野に入れて活動を実施していきます。
■ 想定される成果 (1) ポリマーセメントモルタル/コンクリートの基本性能の取得と評価
被り厚さの低減や、構造利用のために必要な材料の基本性能(鉄筋との複合構造としての基本性能など)のデータを取得・整理し、さまざまな適用の可能性を検討する。
(2) ポリマーセメントモルタルを用いた高性能構造部材の実現
流し込みタイプのポリマーセメントコンクリート、繊維混入PCMなど材料性能や施工性の向上に寄与するであろう新しい技術を取り上げ、それを適用することによる高性能な構造部材の実現を検討する。具体的には、住宅基礎や柱・梁・壁等の部材の損傷制御や耐久劣化制御といった高性能を実現するような適用(構造方法、施工方法、補修・補強方法)とその評価方法の開発を行う。
■ 関連する業種 大学,公的機関,総合建設業,住宅メーカー,材料メーカー
■ 共研期間 2005年4月~2007年3月 (2年間)
■ 予算 初年度は会議費と基本試験等を中心として、10万円/企業・年(税別)とする。 次年度は、具体的な開発内容に応じて、参加者で決定する。
■ 国などの予算 なし
■ 研究主体・体制 実施体制,幹事,事務局などは、共研参加企業で協議する。
■ 備考






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