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※応募は、本コンソーシアム会員の方のみとさせていただいております。入会に関するお問合せ先はコンソーシアム事務局まで。
■ 研究開発No 20040003
■ 研究開発テーマ 無線ICタグ活用の建築構造物ヘルスモニタリングシステムの確立
■ 提案会員名 ICタグ関西地区研究会  河村 廣,谷 明勲(神戸大学)
■ 応募条件 全正会員
■ 応募期限 平成16年9月10日~10月26日
■ 説明会 9月30日(木)14:00~15:00 大阪市内(日本建築総合試験所大阪事務所4階会議室)
■ 趣旨・概要 無線ICタグの登場は、建築に関するライフサイクル革命をもたらすものと期待されています。材料,生産,流通,設計,施工,運用,管理,修理,リユース,リサイクル,廃棄の全過程において,一元的な情報管理システムの構築への可能性を示唆しています。これに関して,ICタグ関西地区研究会(委員長:河村廣 神戸大学教授)では,建築におけるICタグ活用の有効性や将来性を検討するために,種々の検討を行ってきました。これらの検討結果を踏まえ,本共同研究開発を提案するものです。
本研究開発は耐震安全性の確保が必須の建築構造を主たる対象とし,無線ICタグの特性を活用した新しい情報システムの構築を目的として,現時点で可能な範囲の基礎的な実証実験も並行し,主として,ソフトウェア技術開発を行うものです。
したがって、建築構造部材を始め各種建材,設備備品機器,特に,先端技術の免震,制振デバイスなどを含めたリカレントな構成要素を対象として,それらの劣化,損傷,履歴等の物理化学的情報をセンサ付き無線ICタグにより収集,運用するヘルスモニタリングシステムの確立を目指します。さらに、この収集したデータをもとに対象建物の耐震性および関連性能評価や維持管理,防災システムなどへのフィードバック(エンドユーザーサービス)も取り込む可能性を検討します。
■ 想定される成果 メーカー、技術者、ユーザー、管理者の間の情報の断絶を回避し、建築構造物の耐震安全性に関する情報を関係者全員が共有し、補修、取替え等の適切なる対応が可能となります。加えて、エンドユーザーへのサービスなどの向上を図ることが出来ます。
さらに,現在未確立のセンサ付き無線ICタグの技術開発促進が期待されます。
■ 関連する業種 関連業種としては建築全般に及び,総合建設業,設計事務所,ハウスメーカー,家電メーカー,ICタグメーカー,センサメーカー,検査認証機関,大学,研究所などを挙げることが出来ますが,業種は多ければ多いほど建築としての総合性や効果が高まります。
■ 共研期間 平成16年10月~平成17年9月(協議によって延長する場合あり)
■ 予算 共同研究事務局運営費として、10万円/企業・年とします。 ただし、進捗させている段階で参加企業総意の下に実験内容を拡大する場合は、別途予算を増額することはありうるものとします。
■ 国などの予算 現在のところ無し。共同研究会で競争的資金の獲得を目指します。
■ 研究主体・体制 共研参加企業を主体とし,実施体制・幹事・事務局等は共研参加企業で協議。
■ 備考 ICタグ研究会は,東京地区をメインに実施しているが,その一部を関西地区が分担しています。本共同研究開発は,ICタグ関西地区研究会が主体となって提案するもので,共同研究開発の作業は関西地域を中心に行います。参加した場合でも、他方のWGの情報およびデーターなど成果の一部を受けることができるものとする。






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